すごく可愛いジェンダーレス男子との出会い
私はオシャレやお化粧などが大好きな20代の女です。私は今までお付き合いしていた人はどちらかというと男っぽい、自分についてこいなタイプの方ばかりと付き合っていました。
それはそれで楽しかったのですが、やはり女心があまりわからなかったりして、しんどくなり恋愛に失敗してしまいました。そして、お付き合いしていた人と別れたことをキッカケに今度は全然違うタイプとお付き合いして見たいと思うようになったのです。
ある日、私バイトをしているカフェに男の子3人組でお客さんが来られました。みんな髪の毛を金髪や明るい色にしていて、肌もすごく白くてすごく細かったんです。近くで接客しているとすごく可愛い顔をしていて、私以上に可愛くてびっくりしてしまいました。
そして3人でデザートを食べたり写真を撮ったりして、とても仲よさそうな感じで可愛いなとおもっていました。それから私の働いていたカフェが気に入ったのか、何度か来るようになりました。
そして年があまり変わらなかったこともあり私とよくお話しするようになったのです。そして、その中の男の子に「今度みんなで遊びませんか?」と誘われたのです。
私はすごく嬉しくて友達を誘ってみんなで遊ぶことにしました。
待ち合わせは近くの駅で待ち合わせました。友達に「すごく可愛い男の子達だよ!」と伝えて連れていきました。友達も「私よりも可愛い!女子力高い!」と大興奮でした。
そして私達はお買い物したりご飯を食べたりしてみんなで楽しく遊びました。やはり女子力が高く可愛くてお洒落なお店がなどに詳しくて、本当に楽しい時間を過ごしたのです。
私は友達にこそっと「男の子達どう思う?」と聞くと「すごく可愛いけどあまりにも可愛いすぎて男性としては見られない、自分がいつも綺麗にしないととおもって気が引ける」ということでした。
私は3人の中の一人の男の子がとても気に入っていました。とても人懐っこい性格で、お店でも私に気さくに話しかけてくれてとても明るくいい人だったからです。
そして、みんなに気遣いのできる優しい人でした。それに、プリクラとかを撮るときも妙に距離感が近い人で、顔が近くて私は一人ですごくドキドキしてしまっていたのです。
そして、みんなで遊びに行って彼と急接近したのがきっかけで私は彼が気になり始め、彼のことをもっとよく知りたいと思い始めたのです。
友達の協力プレーで親密に
そんな彼が気になることを友達に打ち明けました。友達は誰もその彼が気になっていなかったので、みんな全力で協力するよとのことでした。
それでまた、みんなで遊びに行くことを計画してもらったのです。今回はみんなで遊園地とアウトレットにお買い物に行くことにしました。
私は絶叫系がとても苦手です。だけどみんなで来たから強制参加になってしまいました。並んでいるときも恐怖心がいっぱいになって、どんどん無口に抜けたなっていく私を気遣ってかとても話しかけてくれて励ましてくれました。
とても優しいなと思いました。そして乗り物に乗る順番も友達が無理やり決めてくれて、その男の子と隣同士になることが出来ました。
そして怖いと言っている私の手をしっかり握ってくれて「大丈夫だよ」と励ましてくれました。顔はとても可愛いのにそんな男らしいことをされて、私はとても嬉しくてドキドキしっぱなしでした。
そして乗り物が終わると、やはり私はふらふらになってしまいました。彼は私のことを支えてくれて飲み物を持って来てくれたりとすごく優しくしてくれました。
そしてそのあと、みんなで買い物に行くことにしました。すると友達からメールが来て「わざとはぐれるふりするから二人で楽しんで!あとで合流だ」とのメールでした。
そして気づけば二人っきりだったのです。そして私は彼と一緒にお買い物を楽しみました。彼はお化粧もするので、オススメのファンでとか教えてもらったりしました。
やはり私以上に女子力が高くてすごく驚きましたが不思議と抵抗感はなく、とても女心がわかっていて楽しかったのです。
そして服を選んでいるときも、普通の男の人だったらふてくされて外で待っていたり、横で黙ってついて回っていることが普通でした。だけど彼は私が試着してみると「これ可愛いね」と褒めてくれたり「こっちの方がもっと似合うよ」などとなんだか積極的に服選びに参加してくれるのもとても新鮮でした。
何よりお買い物中も人を待たせているという感じではなく、一緒に楽しんでくれることがとても新鮮で楽しかったのです。
そしてそのあと、みんなと合流して無事私達は帰ることになりました。みんなで遊んで、二人っきりでいろんなことを話したことをキッカケに私は彼への気持ちがはっきりしました。
だけど彼が私のことをどう思っているかは私は全くわからなかったのです。恋愛に失敗したくなく、どう行動していいかわかりませんでした。
告白が叶って恋人になったのに、、
そして彼との二人っきりで買い物したことや、彼への好きだという気持ちがはっきりしたことを友達に相談しました。
友達は「二人っきりで会ったりして仲を深めて頑張って!」と励ましてくれたのです。私も友達に励まされてとても嬉しくなり、頑張ってみることにしました。
それで彼にメールを送ることにしました。この前楽しかったこと「よかったら二人で遊ばない?」と送ってみました。すると彼から「いいよ」との返事が帰ってきました。
そして私達は初めて抜いた二人でデートをしたのです。近くの飲み屋さんでお酒を飲んでいると、彼はお酒が弱いのか白い肌がすぐに真っ赤になっていました。
とても可愛いなと思ってしまいました。
そして帰り道に彼に思い切って告白しました。
彼はとても驚いていましたが、彼も私のことを可愛いなと思っていたみたいで付き合おうということになりました。
そしてお付き合いが始まりました。彼とのデートはとても楽しかったです。いろんなお店に連れて行ってくれて、とても会話も楽しくしあわせな時間を過ごしました。
彼はいつも綺麗にしていたので、自然に私もいつも綺麗にしようと意識して同時に女子力もどんどん上がって行ったのです。
しかし問題がありました。
基本的に彼は化粧などをするので準備にとても時間をかけたこと、それと先にすすまないことがかなり重大な問題でした。
デート中は基本的に手は繋いでいました。だけど家に二人っきりでいてもキスはしても、その先に行くことは一切ありませんでした。
彼の隣にピタッとくっついても頭を撫でたり肩を抱いたりする程度で、その先には進まないのです。
それで私は思い切って彼に「なぜ先に進まないのか?」と聞いてみました。
すると「そういう欲があまりない」とのことでした。
また「一緒にいるだけで幸せだからそれ以上のことは求めることはない」とのことでした。
私は彼の心が理解できませんでした。
一緒にいたらもっと近づきたいもっと知りたいと思うのが普通だと思っていたからです。しばらくは彼に合わせていましたが、何をしても私に近づいてこない彼の姿勢に悲しくなってしまって、私は彼に別れを切り出してしまったのです。
彼のことを嫌いになったわけではなかったのですが、これ以上付き合いを続けていると女として自信がなくなってくるからです。
彼との恋愛はそこで終わってしまい失敗してしまいました。だけど彼のように繊細で心の優しい人とお付き合い出来てよかったと思います。
28歳 カフェ店員の絶食系ジェンダーレス男子との恋愛