【お酒の恋愛失敗談4】彼氏の気持ち応えたくてついた嘘、お酒の強い女を演じたら

 

 

恋愛 失敗 石像 女性

お酒の強い女が彼の好み

20代前半の時に付き合っていた男性との恋愛で失敗しました。

1歳違いの彼氏は、とってもお酒が強い人でした。

毎日ビール瓶を1本は飲み、飲んでもちっとも酔っていないっていう人なんです。

 

 

そんな彼氏とはよく居酒屋デートをしました。

つくねや焼き鳥を食べては飲みながら仕事や将来の話をして楽しみました。

 

でも、私はあまり強くないんです。

コップの半分程度の量を飲んでもベロンベロンになるほどでした。

飲むとどうも口がペラペラと喋りだしてしまい、それが原因で友人と喧嘩しては絶交した記憶もあります。

 

そんなことがあったにも関わらず、私は酒好きな彼氏のために、なんとか弱いところを見せないようにと頑張ったんです。

 

 

酌み交わしながら会話ができる私をほんとに彼は可愛がってくれました。

友人にも自慢してくれるほどだったんです。

「お前とは結婚を考えているんだよ」

と言われた時には、ほんと、もう天国にも昇るほどでしたね。

 

そんな彼氏とその日も行きつけの居酒屋に行きました。

その日は私は飲む前から酔っていて、二日酔いだったんです。

頭の奥がガンガンとしてしまい、ほんと困りました。

目の奥がジンジンと痛むし、コメカミ辺りもジンジンとしていたんです。

 

だから、デートも断ろうと思ったんですが、ついつい誘いにのってしまったんです。

 

居酒屋に行ったらすぐに日本酒を注文してくれて、コップ1杯を飲みました。

そしたらもう眩しくて仕方ありません。

それでもコップで日本酒を飲んでいたら、とうとう私はグロッキーしてしまったんです。

テーブルの上にうつ伏せになって彼の膝の上で寝てしまったんです。

 

少し経って目が覚めて

「ハッ」

としました。

 

なんだか口から落ちるなと思ったら、スッゴイヨダレが垂れていたんです。

彼の膝の上を見れば、そこにはヨダレがビッシリと付いているではありませんか。

 

慌ててそれを拭いて、彼を見たらムスッとして怒っています。

「ああ、やっちゃった」

と思いました。

 

これでお酒が弱いこともバレてしまったなあと思い、

「ゴメンネ、ほんとはあんまり強くないんだ」

って白状したんです。

 

そしたら

「なんだかシラけるよね。ヨダレもついちゃってさ」

と怒るのではなく、もう呆れている感じなんです。

 

いつもの優しい彼とは違い、すっごく冷めた感じが悲しかったですね。

嘘をついていたのも悪いけど、そんなに怒ることもないんじゃないかなと思いました。

 

なんでお酒が飲めないとこんなにもシラけてしまうんだろうと思ったし、飲めないと彼女と認めてくれないなんて、なんだか悲しくなっちゃったんです。

 

その日は店を後にして家へと帰りました。

家に帰ると余計に腹が立ってきちゃって、飲めないと嘘をついてまで頑張って付き合っていたのがばかばかしくなってきたんです。

 

なんだかもっといい人と付き合いたいと思って、出会いサイトに登録して男性と出会いしました。

でも、その男性もまたお酒が好きで、またまた私は「大好き」と嘘をついてしまったんです。

 

 

誘われてバーへと行き、いい雰囲気でカクテルを飲みました。

そして、素敵な音楽と共に飲みながら夢について語っていましたが、またまた眠くなってきちゃったんです。

そのままカウンターにうつ伏せになって寝ちゃいました。

 

「ハッ」

と気が付いて顔を上げたら、口からヨダレが垂れています。

それがテーブルの上にベチャベチャに落ちてしまっていたんです。

 

隣を見たら、彼氏の姿はもうありません。

紙が1枚あり、よく見たらそこには

「悪いけど、だらしない女性とは付き合えないんだ」

と書いてあったんです。

 

またまたお酒で恋愛に失敗してしまった哀れな私でした。

 

ほんと、男運がないのか、自分が最初から言わないのが悪いのか、まったくろくに男性と付き合えない私です。

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