あっさりとした彼氏とは別れる時すらあっさりと
やっぱり恋愛の切ない失敗と言えば、
「会いたくて会えなくて震える」
というものでしょうか。
ちょっと、いや、
まぁまぁ古いですか、、
まあ実際には小刻みに震えたわけではありませんけれど、
しかしながら膨大に時間をムダにした感は感じましたね。
その恋愛がものすごく（自分の中では）盛り上がっているときには、
切なさも愛しさぐらいには感じているとは言えなくもないのですけれど、
しかし気持ちがプイッとさめてしまったら、
もうそれまでの時間は
「無駄」
ぐらいに感じてしまいますよね。
そして、
それまでの相手とのお付き合いを振り返って
「時間の無駄だったかも…」
という気持ちだけならばまだしも、
やっぱり仕方ないことなのかも知れませんけれど
「失敗だったかも…」
なんて言葉も浮かんできてしまうものです。
いや、
今振り返っても
「失敗な恋愛体験」
なんて言うことができてしまうかも知れませんね。
まだ私も若かったということもあるのですけれど。
そして若さゆえのものなのか、
やっぱり恋愛モードに入ってしまうと、
気持ちを持っていかれてしまいますから。
そして相手からなかなかメールの返事がなかったり、
電話が来なかったり、
会う回数が少なかったりしてしまうと、
切ないと感じて辛くなってしまうのですよね。
まあ言ってしまえば、
あっさりした彼氏と付き合っていた時は、
本当に
「切ない」
思いを何度も味わいましたね。
いや、
常に切なさは感じていたかも知れません。
そのようなよく言えば
「あっさりした彼氏」とは、
私が好きで好きで私から告白して付き合うこととなったのですけれど、
その背景もあってあまり自分から強く出られないところがあったのですよね。
なんと言うのでしょうか、
付き合ってもらっているという感じも決して否定はできなかったと思います。
それに私の方がラブラブモードでしたので、
メールもほとんど私からまずは発信していましたし、
それにどこか行くにしても私からの提案ばかり。
とは言っても、
会社帰りや休みの日にごはんに行って、
その後はどちらかの家に行って泊まる〜というパターンであり、
デートらしいデートではないものですけれど。
オシャレに言えば
「家デート」
とは言えなくもないですけれど。
けれども、
あまり大事にされていない感は感じていて、
それがやっぱり切なかったですね。
おそらくこういうスタンスの付き合いの男性なのでしょうけれど、
やっぱり女性（とくに若い頃は）は
好き好き大好き超愛してるぐらいの愛情表現を受けたい願望はあるものです。
いやまあ、
とくに私は。
ですから顔がタイプで彼の仕事も魅力に感じていたとはいえ、
この毎日の切なさが段々と蓄積されてきて、
もうお付き合いの後半は疲労感も感じていたいのですよね。
だって、
メールを送ってその後返信があるまでやっぱり落ち着かない気持ちになりますから。
これが最低でも1日以内に返信をくれれば、
このような切ない気持ちに陥ったりはしないと思うのですよね。
しかしこの時の彼氏は、
メールを送ったら1時間に返信をくれるときもあれば、
3日経っても返信をくれないときもあるという、
実にマイペースな人でしたからね。
しかし悪気はないようなのですよね。
と、言うか、
おそらく本当に悪気がないのでしょう。
そして計算もないという。
けれども、
あまりにも愛情表現が乏し過ぎてやっぱり疲れてしまいました。
しかしすることはするーという。
じゃあ、
「私ってなんなの」
ぐらいのことを悶々と思いましたからね。
そして恋愛の終わりは非常にあっさりしたものでした。
「もうこんなに疲労感を感じる切ない思いはたくさんだー」
と、
ある時酔った勢いでサヨナラメールを送ってあっさり完了でしたね。
元々共通の知り合いもいませんし、
借りていたマンガを郵送で返したぐらいなものでした。
そして気持ちはスッキリとはしましたが、
しかしそれまで費やした時間と精神力を思い返すと
「ああ、無駄…」
「私の失敗体験」
などと思ってしまう自分もイヤですが。
友達に愚痴ると
「お金を消耗するより全然いいじゃん！」なのですけれど。
ちなみにその反動なのか、
今は相手が私にべた惚れぐらいな人と付き合っていますけれど。
