小学4年生の頃からずっと好きだった人と高校2年の時に付き合う
私の家庭は私が保育園に通っている頃から父親によるDVがたびたびありました。
普段は優しい父親も仕事が上手くいかずお酒を手にすると人格が変わり母親に手をあげるようになりました。
近所の人達は野次馬で中を覗くように見ているだけで必死に助けてと叫んでいたのですがあまりの恐怖に足も手も出ず誰も助けてはくれませんでした。
父方の祖父にも震える手でやっとの思いで電話をかけ助けを求めましたが
「そんなことでいちいち電話するな」
と切られてしまい当時は純粋に大人も男の人も大嫌いでした。
毎日のように警察や救急隊員にお世話になり目の前が真っ暗になるような体験をしてきました。
その中でも唯一、一人の男の子にだけ心を開くことが出来ました。
私は友達の前ではいつも辛くても笑っていたりして本当の気持ちを出したりはしていませんでしたが彼だけはそんな私の微妙な表情の違いに気づき、そんなときは必ず皆に気づかないようにそっと近づいてきて手を肩に置き
「元気出せよ。」
と一言だけ言い教室を出ていきました。
理由も知るはずのない彼ですが、その当時その一言に何度も勇気づけられました。
顔立ちも運動神経も良くクラスのムードメーカーであった彼だったので女の子からもすごくモテる存在で、私は心の中で好きでいるしかありませんでしたがそれが私の初めての恋愛でした。
中学生になり、ますますモテる彼。
好きなのに廊下で会うとお互いの悪口を言い合ってののってしまうばかりで中々素直になれず、、、。
純粋に好きって言えればどれ程楽になれることか。
でもその後の関係が壊れるのが怖くて言えず過ごした中学時代。
お互い違う高校に入り部活を一心不乱にやっていましたがそんなある日、友達と恋愛話に花が先、彼の話をしたら友達の一人が彼と同じ高校の同じ部活に入っている同級生と連絡が取れると言い出し、彼のアドレスを知ることになりました。
もともと自分から積極的にメールするタイプではないのでアドレスを入手してからも、返信がなかったらどうしよう、軽い女だと思われたらどうしようなど失敗したときの事ばかり頭によぎって２日間メールを送れませんでした(笑)
ようやく決意し、メールを送るとすぐに返事が来て楽しくメールしてるうちに初恋の相手を聞かれ、勇気を出して答えたら
「じゃあ付き合お。電話番号送っとくな」
とトントン拍子に付き合えることに。
あまりに急だったのでビックリ。
軽い男なのか？
と思ったりもしたけど自分から告白したのも初めてで付き合ったのも初めてと聞いて失敗を恐れずに自分の気持ちを素直に言えることが大切だなと学ぶことのできた体験でした。
初恋の人との突然の別れ
高校二年から始まった私の初恋の人との恋愛。
お互い部活が大変でなかなか会えませんでしたが夜に毎日電話をしたり、たまに地元の堤防で会っておしゃべりしたり本当に幸せな時を過ごすことができました。
毎日が幸せで学校の勉強も部活もより頑張ろうってなれますよね。
高校でも彼はモテているや告白されたらしいよ。などと情報があったので私は気が気ではありませんでしたけど(笑)
ずっと好きだった人から好きだよって言われることが夢のようで純粋に嬉しかった。
そんな恋愛も二年が過ぎようとしたときに少しずつ変わってきてしまいました。
私が彼に心配されたくなくて部活の打ち上げに行く際にちょっとした嘘をついてしまいました。
彼に
「その打ち上げ男はいるの？」
という質問に
「いないよ！」
と嘘をついてしまったんです。
本当は部員の男の子3人いました。
純粋に信じてくれてた彼に後に知られてしまい、彼は私に不信感を持つようになりました。
その後、彼が東京の大学に行くことが決まり関係が終わりました。
ずっと好きだった人だからこそ失いたくなくて嘘をついてしまいましたが、本当に彼を好きなら嘘なんてつかなければ良かったな。
と今でも信用してくれてた彼に申し訳なく悔やんでます。
その後付き合ったある男性からはたくさん嘘をつかれ、傷つきその経験が更に過去に自分がよからんと思いついてしまった嘘に対して考えさせられるものがありました。
この失敗体験談があってから私は嘘はつかず今の旦那と結婚しました。
嘘をつかないって当たり前の事なんですが皆さんは今の彼に嘘はついていませんか？
彼に心配をかけたくないからと思って言ってしまった一言でも結局は相手の事を考える事が出来ていないんですよね。
本当に大切な人を失い後悔する事がないよういつも本当の事を話せ続けるのが大事なんだと思います。
