レズビアンの私とバイセクシャルな彼女。真剣に付き合ってたのに結婚していたなんて

横たわる女性

 

横たわる女性

性にオープンなファション業界との出会い

私はレズビアンです。

 

自分がレズビアンということに気づいたのは物心ついた小さな時からでした。同級生の男の子には何も感じないのに、同級生の女の子には手を繋がれたり、距離が近くなると異常にドキドキしてしまう自分がいました。

 

これはどうしてなんだろうと悩んでいました。

 

そんな時に、たまたま本屋さんで見つけたレズビアンに関する本を読んで、自分はレズビアンではないのかと気付き始めたのです。しかし、私の親は教師をしていてとても厳格な性格だったので、とてもじゃないけど受け入れられないと思いじっと打ち明けずに自分の中にこの気持ちを隠して自分を騙しながら過ごしていました。

 

また、友達に好きな女の子がいたのですが、もちろん告白なんて出来ませんでした。恋愛で失敗するだけでなく、仲の良い友達全員失うんじゃないか、学校中の笑い者になるのではないかという不安でいっぱいでした。

 

そのため私はいつも孤独に感じていました。

 

 

そして、高校を卒業して大学生になり一人暮らしすることになりました。私は、初めての一人暮らしで自分と同じような人にいつかで会えるのではないかという期待を持っていました。

 

 

悩みを打ち明けたり、恋愛したりしてみたいと強く願っていたのです。

 

 

そして、大学生の時に友達にパーティーに誘われました。友達は服屋さんでバイトをしていたのですが、その関係でファッション関係者がたくさん集まるパーティーに一緒に行かないかと誘われたのです。

 

私はファッションが大好きだったので、是非行きたいと一緒に行くことにしました。そのパーティーで私はすごく驚かされました。

 

 

みんなすごく派手なのです。そして、素敵でした。また、パッとみて男か女かわからない感じの方や、ちょっと女っぽい方などたくさんの方がいました。

 

私はそこであった人達がみんな堂々とゲイであることを公言している人から、見た目でもう丸わかりの人などいろんな方がおられてすごく楽しかったのです。

 

なんだかこういう世界もあるんだと感動してしまいました。それで私は、このファッション業界は悩んでうじうじしている私にとって働きやすいところなのではないかと思ったのです。

 

それで友達に頼んで、いいバイト先がないか紹介してもらうことにしました。そして面接を受けると、人が足りなかったらしくあっさりとバイトを決めることが出来たのです。

 

 

そして私は念願の服屋さんで働き始めたのです。

 

仲良くなった常連のお客さんはバイセクシャル

私は早速働き始めました。そこでは、どちらかというと個性的な服装の服屋さんでした。私もそんな感じの服装が大好きだったので仕事は楽しくて仕方なかったです。

 

また普通の方ももちろん来られるのですが、中性的なお客さんもたくさん来られるので、なんだか嬉しくなってしまいました。

 

そんな時に、知り合ったある女性がいました。

 

その人は、私がバイトを始める前からそこの常連さんだったようで、店長さんと仲良く話していました。そして、私とも自然と会話する機会が多くなり仲良くなっていったのです。

 

 

そして話してみると年が近いということがわかり、一気に打ち解けあいました。その女性は、とても落ち着いた感じのトーンで喋るので大人っぽそうに見えたのですが、仲良くなると結構気さくな感じで、冗談をいったりジャグを披露してくれたりと楽しい性格の方でした。

 

私はそんな彼女の気さくさに惹かれてどんどん仲良くなっていったのです。そして、今度飲みに行こうという話になり番号を交換することになりました。

 

彼女は焼き鳥を食べに行きたいという話をしていたので、一緒に焼き鳥やさんに行くことにしました。

 

そして楽しく話をしていると、彼女は突然「違ったらごめんなんだけど、もしかして、どっちもいける人?」と聞かれたのです。

 

最初なんのことかよくわからず聞き返すと「男でも女でもいける人?」と聞いてきたのです。

 

それで「え!なんでそう思ったの?」と聞くと、実は彼女自身がどっちもいける人で「なんとなくだけど、そんな感じの雰囲気があるなと思ったんだ」と言われたのです。

 

それで私はとてもびっくりしてしまいました。全然わからなかったからです。

 

 

そして私は「どっちもじゃないけどレズビアンだよ」と言うと「やっぱり!」と明るく言われたのです。

 

私は彼女の反応と彼女の告白にドキドキしっぱなしでその後の記憶が飛んでしまうほどのハイペースで飲んで家に帰りました。

 

そして、それから彼女とは共通点もあるのでよく二人で遊ぶことになったのです。

 

 

彼女はバイセクシャルなので、男の人とも何人かと付き合ったりしてきたそうです。恋愛で失敗を重ねてきたそうです。「どちらも好きだけど、特にどっちかがより好きと言うことではないので、その時身近にいた素敵な人が好きになっていくんだ」と話していました。

 

私は彼女の告白を聞いて、なんとなく彼女に対して意識し始めていったのです。そして彼女もなんとなく私に気があるような気がしていたのです。

 

真剣なお付き合いだったのに既婚者だったなんて

私は彼女と二人で会えることがとても楽しみになってきました。そして、どんどん仲良くなって彼女に告白しようと考えたのです。

 

そしてある日二人でゆっくり飲んでいる時に「私のことどう思う?」と聞いたのです。すると「どうって?」と聞かれたので「実は気になっている」と答えると彼女も「実は気になっているけど気持ちを隠していた」と言う答えをもらったのです。

 

 

とても、嬉しくなってしまいました。そして私達は、その日からお付き合いをすることになったのです。

 

彼女は社会人として働いていたため、学生の私とは休みの日に主に会うことがほとんどでした。休みの日もバイトを入れていたので、会うのはほとんど夜でした。

 

 

私達は少しの時間しか会えなかったけど、一緒にいろんな話をしてとても楽しく過ごしました。一緒にショッピングに出かけたり、映画を見たりと普通の恋人同士のように過ごしたのです。

 

とても最高に楽しい時間を過ごしました。だけど、彼女には一つ気になる点がありました。

 

 

彼女の家には絶対に入れてくれないことです。さらに場所も教えてもらえませんでした。

 

 

私は「どうして?」と何度言っても「散らかっているから」とか「恥ずかしい」という理由でいつも逃げられてしまっていたのです。

 

 

しかし納得できなかった私は、こっそり彼女の後をついていって家を突き止めたのです。しかもアパート暮らしと言っていたのに、一軒家に入っていったのです。

 

変だなと思ってしばらくそこにいると、車で男性が帰ってきて彼女の入った家に入っていったのです。

 

私は、とっさに写真を撮りました。その男性は見たこともないし、彼女には兄弟がいないと聞いていたので誰だろうと思いました。

 

そして次に会った時に彼女についていったことを誤り、この写真の男のことと、一軒家について聞いてみました。

 

すると、彼女は実は結婚していることが判明したのです。

 

その男性とは長い付き合いで友達のような感覚だということ、子供を産むつもりはないこと、恋愛 感情はないけれど、離婚する理由もないし、彼に悪いから付き合っていることを打ち明けられました。

 

それで私は「真剣に付き合っているのにずっと二番手のような位置は耐えられない、もし私と付き合うなら離婚して真剣に付き合って欲しい」と言いました。

 

だけど彼女の答えは「ノー」で私達はそのまま別れることになって失敗してしまったのです。

 

彼女は「離婚して女の人と付き合うなんて親にも友達にも言えないから難しい」と言ったのです。

 

私は世間体なんて気にせず堂々としていた彼女が好きだったのに、すごくがっかりしてしまいました。

 

28歳の会社員のレズビアンの私が失敗したバイセクシャルな彼女との恋愛

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