冴えないホストに本気の恋愛をしてしまい、、嘘を見抜けなかった私の失敗の体験談

机に置かれた眼鏡

自由に走る女性

 

恋愛依存症な私

私は今20代後半の女性で保険屋で勤務しています。20代前半は恋愛体質で恋愛の失敗ばかりしました。

 

 

私の実家は田舎でしたがホテルのバーで働くのが夢でした。田舎には一件だけ大きなホテルがあり、結婚式や出張などよく使われており、結婚式の時にひっそりとある小さなバーを見て、幼少期の私は「こんなところで人を癒してあげたい」と思うようになりました。

 

 

家庭環境では過保護を通り越した様に育てられました。朝起きると母親は私に手帳を渡してびっちりになった予定をこなすだけの毎日でした。人並みに友達と遊んだりもしましたし、恋愛した恋人は一人ぐらいです。

 

 

その相手も母が選びました。別れる時にはそうとう怒られましたがよくよく聞くと自分の意志ではないので失敗ではなかったと思います。

 

 

日常は家に帰れば「母の管理」があるので怖かったです。特に反抗もせず、過保護に育てられたサガ?なのか母親は恐いですが好きだったです。

 

 

そして私は都会のホテルマンの専門学校に行きました。都会では一人暮らしになり、今までの母の恐怖がありません。さらに夢を追っているという事実が楽しくてしかたありませんでした。そして度が過ぎてしまい私はよく飲みに行くようになりました。正直夢よりもこんなに世界が自由なんて今までの私の世界にはなかったからです。

 

 

何をしても人に迷惑かけなければ何をしてもよい。今の若いときに遊ばなければ一生母親に管理されてしまう。男と友達だけが私を癒してくれる。

 

 

そう思って生きていました。そのおかげでたくさん恋愛をして失敗していきました。

 

 

やることやったら連絡がなくなる男や「付き合って」と言われて付き合っても浮気する男、連絡をマメにしないと激怒する男、もう母と同じようにエゴで管理されるのはまっぴらです。

 

 

いつしか男性を見下す様になってしまい、自分を傷つけるとわかっているのに「恋愛ゲーム」を始めました。

 

 

ルールは簡単です。単純に男に「好き」などの愛の言葉を言わせれれば勝ち。言わせれなかったら私に魅力がなかった。失敗。

 

 

今思えばくだらない依存体質の女ですが、当時の私にはそれしか「自分の価値を確認」することができなかったです。

 

 

いつも新しい店を見つけては友人と飲みながら男漁りしていました。そんな中、私は友人に誘われてあるバーにいきました。適当に二人でカウンターで飲んでいると一番はじにメガネをかけた青年が一人で飲んでいました。

 

 

格好も身だしなみに気を付けない無難な恰好で魅力的ではありませんが失敗するはずがありません。ただなんとなく気になって友人に話しました。

 

 

友人は「ダサいからやめとけ」でしたが私は酔った勢いで恋愛ゲームを開始しました。

 

 

 ダサいメガネ男は新人ホスト

机に置かれた眼鏡

 

私「こんにちはー」
青年「え?びっくりしたw どちら様ですか?」
私「あのー女二人でよかったら一緒に飲みませんか?」
青年「ええ はい 」

男なんて所詮一緒です。
健気の女が良いというけど実際積極的に話しかければ、挙動不審になります。

 

 

しかも一人で飲んでてこんなにモテなさそうな男なら尚更です。警戒はしますがバーに長く通っている男はだいたいお店側を信用してるので美人局などのリスクは頭で排除します。

 

 

そして私たちは青年と三人で飲み始めました。途中友人は違う男に呼ばれいなくなり、私と青年だけになりました。話をすると彼の名前はタツヤ(仮名)23歳の新人ホストだそうです。

 

 

何でも始めたばかりで失敗ばかりでヤケになって通ってる店で飲んでいたらしいです。意外にも意外でしたが恋愛とも無縁な印象の彼が、ホームページをみると格好も雰囲気も全然違いましたが写真が載っていました。

新人ホストねー女を騙す悪い男だねwおしおきねw

と思い、彼を次のゲーム相手にしました。

 

 

私「私が通ってナンバーワンにしてあげるよ」
タツヤ「いやそれはなんか違う気がする。てかさ~」

ナンバーワンに野望がないのにホスト?あ~遊べる女探してるのか。じゃ合わせて適当に好きって言わせるかな。それから三時間ぐらいでしょうか。飲み続けました。

 

 

色んな話をしましたがだいたいが私はしゃべっていて彼がうなづいていました。家庭の事、学校の事、今までの男の事、酔っ払い過ぎたからなのか聞き上手なのかはわかりませんが楽しかったことは確かでした。

 

 

朝起きると不思議なものでまた会いたいと思ってました。あのゆるーい雰囲気と話を聞く姿勢に少し惹かれていました。

 

 

「ゲーム負けそう」そう思いました。

 

また恋愛の失敗の引き金になるとは思いましたが、あのバーではない彼を見たくなりました。

 

「一回だけ見て、その後は好きって言わせてやる」そう決意して私は行きました。そして彼に連絡し会いたいからお店いくね!と告げて夜彼の働くホストクラブに足を運びました。

 

 

「いらっしゃいませぇ!!」

うるさい音楽とスーツを来た男たちが立っていました。友人が良く行くということで話だけは聞いていましたが興味は今までありませんでした。恐らくこのうるさいのと雰囲気は私には嫌いでした。

 

 

少しイライラしてると彼が迎えに来ました。

タツヤ「今日わざわざごめんね~こちらにどうぞ」
私「ありがと」
この店で彼を見るといかにもオスという感じがして、正直かっこよかったです。メガネもせず、びしっと決まっていて意外でした。確かに髪型はちょっとびっくりしましたw

 

 

席に着くと薄暗く回りを見るといかにもという女性がたくさんいて。それに媚びている男達が見えました。女の感といいますかあれは女性全員ホストに惚れている目でした。

 

 

恋愛ゲームで失敗してきたやつらの末路か、気持ち悪い。そう思いました。

 

 

が今日の目的は彼を見る事。気を持ち直し私は恋愛ゲームで失敗しない様に彼と会話を楽しみました。

 

 

いつの間にかホストに本気の恋愛

シャンパングラス

 

彼は本当にキサクな人で優しく会話に飲まれていきました。会話を重ねるたびに好きになっていく自分がいました。

 

楽しい。
こんな人が隣にいたらと感じていました。

 

 

彼も似たような境遇で女で遊んでやろうと考えたが、実際やってみると情が邪魔してできなかったらしいです。

 

 

二時間ぐらいたったころでしょうか。

タツヤ「おもしろいね~似た者同士がここで飲んでるなんて」
私「え?」
タツヤ「いや自由を手にしたくて俺もここにいるけど結局自由になってないじゃん」
私「意味わかんない」
タツヤ「だって結局大人の社交場でお金入ってビジネスを通さないと価値を見いだせない男と
恋愛ゲームして優越感で価値を見出す女。二人とも結局は過去に縛られてるじゃん」
私「タツヤってそういう人なのね。勝手に私を見損なわないで。」
タツヤ「怒った?ごめんね~でもそう思っただけ。」
私「帰る」
タツヤ「ごめんね~」

 

私は帰りました。ホストのくせに説教するなんて何様?と思いましが、実際当たってました。

 

 

私は母親と過去の恋愛の失敗から逃げるように恋愛ゲームを始めました。そんな「逃げ」に初めから自由だったり幸せなんてないってことも。私の一時の優越感の為にどれだけの人が傷つけられていたか。

 

 

家で三日間泣きました。

 

 

今までの自分を反省しました。もう失敗したくない。でも彼の存在が反面大きくなっていきました。気づかせてくれた事、彼の傍にいたいこと、彼の雰囲気の中でいたいこと。全部ひっくるめて彼を求めていました。

 

ビジネスを通して彼が価値を見いだせないなら私が彼の価値を認めてあげたい。恋愛ゲームは失敗になりましたが私はここから彼を愛することで恋愛をしようと。そして私は彼の元に通うようになりました。

 

お金は水商売と仕送りで用意し一週間に一回大量に使うようにしました。これで失敗してもいいと思っていましたが、あわよくば彼とずっと一緒にいられる時間が増えることを願いながら。

 

彼は来るたびに喜んでいましたが、いつか夢を語っていました。

 

ナンバーワンになったら一緒に暮らそうとか
それまで苦労を掛けるとか
お前だけが便りだとか

私はそんな彼の甘い言葉に酔っていました。

 

数か月後。
そんな生活を続けていて当たり前ですが学校から親に連絡が来ました。全く学校に来ていないがこのままでは卒業できないという内容です。そして私は母に怒られ一度休学し田舎に強制送還される事が決まりました。

 

 

舞い上がっていた私はタツヤとの別れが悲しく、相談しに行きました。彼が望むなら母親を捨ててでも彼のために生きると。

 

しかし彼が言った答えは

「今までお疲れさん。おかげでお金貯まったから俺も実家に帰るね」

 

一緒に暮らすのは?
あなたは私だけじゃなかったの?

 

思考が回りませんでした。

 

彼は初めから私をビジネスの道具として見ていたのでしょう。その餌にまんまと引っかかった。恋愛ゲームをするのをやめた私が負けた。失敗してもいいと思っていましたが正直裏切られた気分でした。

 

 

いつの間にか私は恋愛ゲームの失敗者の末路と同じ道をたどっていたのです。あんなに嫌悪していたものに。

 

 

そもそも恋愛ゲームなんてものをやりだした私は馬鹿でした。本当は純粋に愛し愛されたかっただけです。それなのに純粋な恋愛ゲームでも私は今までの男を愛していなかっただけです。自分が傷つくのが怖くて全部人のせいにして。

 

 

それから私は強制送還を免れ無事卒業しました。母とはかなりの大ゲンカを二週間程して
お互いに謝ることで和解しました。今では管理も無くなって平穏な日々です。

 

 

就職はしましたが今思えばこの暗黒期があったからこそ今自立してやっていけている気がします。依存体質な女性は必ず失敗します。

 

 

でも今ではあの恋愛はいい失敗であったと思えるようになりました。だってあの頃の人を癒してあげたいという幼少期の願いが今保険屋さんという職業を通して叶っているのですから。

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