「隙のある女」を勘違いした私の恥ずかしい恋愛の失敗

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楽しかった飲み会後の帰り道

これは恋愛経験が少ない私の失敗談です。
大学を卒業してから全く出会いがなく、学生時代の友人たちと久々に集まった飲み会。

帰り道は学生の頃から気になっていた男の子と2人きりになることができたのですが、異性と2人きりで話した体験があまりない私は、ドキドキが止まりませんでした。
前日から友人から「女は隙がないとダメなんだよ!しっかりし過ぎると、男は恋愛対象として見てくれないから!」と言われていたこともあり、お酒で心地よくなった私は少し甘えてみることにしました。
まず、「ねぇ、手ぇ繋いご!」とお願いしてみました。

これにはかなり勇気を出しました。

すると彼は、酔っ払いの私が心配だったのか「はいはい」と手を繋いでくれました。そのまま最寄駅までダラダラとお喋りをしながら歩きました。
飲み会では彼とゆっくり話せなかったので私は内心ウキウキで、たぶんニヤニヤしっぱなしだったと思います。純粋にアドバイスしてくれた友人に感謝していました。
お酒の酔いだけではないフワフワした気分はこれまで体験したことがないくらい心地よかったです。

 

駅に到着すると、私と彼は別々の電車に乗ります。
上手く手を繋いでもらえて上機嫌な私は、ここでも「もうちょっとお喋りしよう!」と彼を引き止めました。これにも彼は付き合ってくれて、結局終電まで2人で過ごすことができました。

 

私は帰りの電車の中で友人に「アドバイスありがとう!何か上手くいったかも!」とLINEを送るほど有頂天でした。自分が失敗しているなんて、微塵も考えていません。
友人からは、「本当に純粋だね。ポジティブなのは良いと思うよ」と返事がありました。

私は「褒められた!」と喜んでいたのですが、後から聞いたところによると、気になる異性とお喋りできただけで喜んでいる私に、若干呆れていたそうです。

後日、「中学生かと思ったよ」と言われてしまいました。

 

 

いざ告白!彼の返事は…

飲み会がきっかけで、彼とは何度か遊びに行く機会がありました。映画や食事など、私は純粋にデートだと思って普段より女の子らしい服を選んだり、髪をアレンジしたりして頑張ってアピールしたつもりでした。男性から食事を奢ってもらうのも初めての体験で、ドギマギしてしまいました。

 

そして飲み会の夜から約半年後、私は彼に告白する決心をしました。

失敗することは怖かったですが、2人で会ってくれるのは恋愛対象として見てもらえているからだと思っていたので、きっと上手くいくと根拠のない自信がありました。
そして2人で映画を観た帰り道、彼に「ずっと良いなって思ってました。」と伝えました。

 

彼の返事は「そんなつもりじゃなかった。ただの友達だと思ってた」でした。どうやら恋愛をしていたのは私だけだったようです。

 

それから彼には「女の子なんだから、この前の飲み会の帰り道のように酔っ払うのは良くない」とお説教までされてしまいました。私はそこまで泥酔していた訳ではなかったのですが、やはり普段よりテンションが高すぎて危なっかしく感じていたようです。
私が幸せだと感じていた時、彼は酔っ払いに絡まれたような気分だったのだと思うと、申し訳なくなりました。「あの隙の作り方は失敗だったんだ」と気付いた時は、自分の勘違いっぷりに純粋に凹みました。
彼は優しく紳士だったので、私は調子に乗っていたのかもしれません。これまで男性と2人で出かける体験がほとんどなかったので、全てが特別なことのように感じてしまっていたのです。
恋愛の経験値が低すぎると、せっかくの友人からのアドバイスもあまり上手に活かせません。何より、こんな恥ずかしい勘違いが簡単に起こってしまいます。

 

私の片思いはお説教で終わってしまいました。未だに友人が言っていた「隙のある女」というものもよく分かりません。最近では、自分に彼氏ができるのか心配でなりません、

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