サークルの新入生歓迎会の席での出会い
私の失敗体験はサークルの先輩との出来事です。
彼と私の出会いは大学1年生の春。
それまでの恋愛経験はたった1人でした。
しかもそれが10歳年上の人だったので周囲からは
「どこで出会ったの?!」
と怪しまれる一方。(今考えればこの恋愛体験も失敗ですよね)
結局親にも言えず大学に入る前に別れてしまいました。
そんなこともあって
大学では絶対に周囲に自慢できるような彼氏を作るぞ!
という意気込みで入学。
多くのサークルの新入生歓迎会にも顏を出したりしていました。
サークルの新歓なんてお酒が入ったらただの出会いの場で
男の子女の子、
後輩、
先輩、
みんなごちゃ混ぜでわいわいと盛り上がります。
そういった場にあまり慣れていなかった私は気圧されていまい
意気揚々と行ったにも関わらず端っこで一緒に来た女の子と一緒にお酒を飲んでいました。
「彼氏ほしい~」
「何人と付き合ってきたの~?」
なんて当たりさわりのない
よくある会話を2人でしていると
そこへ背の高い先輩が近づいてきたのです。
それが私と彼との出会いでした。
彼のルックスはいかにも
「雰囲気イケメン」
といった感じで
顏こそそんなにかっこよくないものの
オシャレでサブカルな雰囲気を漂わせていました。
当時、
雰囲気イケメンに目のなかった私は一発でノックアウト。
目を奪われてしまいました。
どうやらその先輩は一つ上で山形から上京してきて
今は一人暮らしをしているとのこと。
お目当ての方を見つければ当初の目的を思い出し
ドキドキしながらもたくさん話しました。
新歓シーズンも終わり
めでたく気になる先輩と同じサークルに入り
そこからまたどんどん仲良くなりました。
しかし仲良くなれば仲良くなるほど
恋愛関係とはなんとなく離れていく雰囲気を感じ取り
私は、
「あ、これ無理かも」
と悟るようになっていきます。
お酒の力でなし崩し的な関係に・・・
結果、
「1番仲の良い先輩と後輩」
という関係のまま2年もの時が過ぎ
私が半年のヨーロッパ留学へ行くことになりました。
実はこの2年間の間に彼に好きな人ができたり
私に好きな人ができたりしました。
しかし
自分に好きな人できても
その感情が長く続くわけはなく
どこかで恋愛関係になりたいと思う日々が続いていました。
出発の日
親や見送りに来てくれた友人と一緒にいると一本の電話が。
彼からでした。
「さみしくなるね」
と一言。
私の気持ちを何だと思っているんだ!?
と思いながらそのときはすこし話して電話を切りました。
留学先でそれなりに良い日々を送っていてもやはり彼のことが頭から離れず
時々電話をしたりよく連絡を取っていました。
そうしたとき決まって彼は
「さみしいから早く帰ってきて」
と言って私はその度に心が苦しくなりました。
帰国後
次の日に彼と会って遊びに行きました。
しかも場所は横浜。
デートじゃん!!
と思った私は浮かれっぱなし。
しかしここから私と彼の謎の関係が続いていきます。
一週間の間に2回は一緒に飲みに行って
その流れのまま彼の家に泊まりに行く日々。
しかし体を重ねたりはしませんでした。
そして私の気持ちは増すばかりでした。
ある日、
いつものように彼の家に泊まりに行き
『今日はいっぱい飲むか』
という話になりコンビ二で強めのお酒を購入。
飲んでいるうちにお察しの通り
なし崩しに行為突入・・・。
これが失敗です。
でも嬉しくて1回にとどめることができなくて
そのままずるずると関係を続けてしまいました。
しかし私と彼が恋愛関係になることは結局ありませんでした。
よく体験談で目にする付き合う前に体を重ねてはいけないっていうのは本当だ。。
と身をもって経験したのです。
今も彼とお酒を飲むことはありますが
失敗体験を重ねることはしていません。