【不倫の恋愛失敗談1】結婚してる分かっていても一緒に居たい上司との切ない恋

 

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結婚して居ても、不倫でもいいからそばに居させて

 

私が27歳の時に凄く好きになった男性がいました。
その人は当時勤めていた職場の上司で40代の人です。とても仕事の出来る人で部下からの信頼もとても厚い人でした。

 

一見怖そうですが本当は優しいのです。

仕事でミスをしても理不尽に怒ったりせず、どこがどう駄目だったのか一緒に考えてくれます。この人の下で働く内に、いつしか恋愛感情を持つようになっていきました。

 

しかし上司には実は奥さんがいたのです。
私がこの職場に入ったのは25歳の時で中途採用でした。その頃には既に結婚していたらしいのですが、上司は家庭の事を全然話しません。
ある日お弁当箱を持ってきていて、それに気づいた男性社員が上司に「愛妻弁当ですか?」と聞いたのです。その時に「妻と子供が一緒に作ってくれたみたいで」と子煩悩なパパの顔をしていました。

 

普段上司はお弁当を持ってくる事がなく社員食堂で食事をしている所をよく見かけていました。だから、まだ1人身だと思っていました。薬指に結婚指輪もしていないので解らなかったのです。

 

私はそれに気づいた時ショックな感情を通り越して、結婚していてもいいから上司と関係を持ちたいと思ってしまいました。

そして徐々に距離をつめて、どうにか親密になり、とうとう29歳の時に上司と半ば強引に不倫関係になりました。

 

上司は私と奥さんの間で大分心が揺れ動いている様子でした。
しかし私が奥さんの次でいいから、絶対ばらしたりしないからと言っていたので何とか関係は続きました。

 

でも上司と会えるのは職場か、仕事が終わった平日の1~2時間程度です。
上司は奥さんも子供さんも愛しているので、月に1度残業だと偽って私と1~2時間程度食事に出かける程度しか2人きりになれません。これを恋愛と言ってもいいのか解りませんが、しかし今思い返すと本当に切ない恋愛だったと思います。

 

手を繋いで外を歩く事は出来ない、会社ではただの上司と部下といった事務的な関係です。
一緒にいられるのは月に1度、会社から10駅程離れた人気のないホテルで、でも最高2時間程度しかいられません。

 

休みの日に、他の恋人達のようにデートをしたい、旅行に出かけたいと思った事は何度だってあります。しかし、そういった話をしようとする度に上司は「それは無理だろう、だってこれは不倫なんだ」と諭すのです。

 

頭では解っていても本当に悲しくなってしまいます。
しかしそんなヒビも長くは続きませんでした。
奥さんに子供が出来たという事で、上司から関係を清算しようと切り出されたのです。
私は別れたくなかったのですが、そろそろ奥さんも勘づいていると聞いて、それなら仕方ないと思い別れました。

 

その後は上司の顔を見るのが辛くて退職してしまいました。
退職する旨を伝えた時に上司がホッとしたような顔をしていました。
それだけ心労があったのか、なんて益々切ない気持ちになりました。

 

今でも時々夢に出る程、まだ上司の事が好きです。
でも自分から蒔いた種とはいえ、ここまで失敗した経験はありません。
それからというもの恋愛に対して臆病になってしまったような気がします。

 

また好きな人が出来たとしても、その人に奥さんがいたらどうしようと思ってしまうのです。
また2番目の女になったらどうしよう、また失敗したらどうしようと思うと勇気が出ません。
合コンへ誘われても、婚活しようと思っても、まずそれが頭に浮かぶのです。

 

「たられば」ばかりでは、何もならないと思います。
でも、失敗を繰り返すのは本当に怖いですし、トラウマになってしまいます。
上司が既婚者じゃなかったらよかったのに、私と上司が出会わなければよかったのに、と思います。

いつか素敵な人と何の気兼ねも無く手を繋いでデートをしたいです。

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