同棲している彼との幸せな恋愛。でも許せない問題と失敗

恋愛 失敗 婚約指輪

以前の彼氏との同棲生活

恋愛とは不思議です。楽しいときは自分自身驚くほど純粋で盲目になってしまいます。それはそれは恐ろしく驚くほどです。純粋であればあるほどに自分の失敗を見落とす事になり、恋愛での純粋さは無謀だと思ってしまうほどの後になれば痛い話だったのです。

 

そう、それは私が元彼氏と同棲していた頃の事です。

付き合い同棲する事になったはじめの事は本当に幸せでした。このままどんな形でもこの人の一生涯の妻としてこの身を添い遂げるのだと思っていました。まさに、人生に一度きりの大恋愛だと自分ではそう思っていましたし、今でもそう思っています。毎日彼が家に帰るまで、私は家事をしていました。働きにいく事も出来たのですが、彼と今後の事を深く話したり、お互いの事をもっとよく知りたいという観点から女である私は必然的に家事全般の担当をしていました。
彼は家に帰ってくると「ただいま!」と笑顔を向けてくれて、そしてさらにお土産も買ってきてくれる事が多かったです。夕食は必ず二人で食べました。私の手料理に彼はいつも喜んでくれていました。いつも「○○が作る料理はきっと実家の母も喜ぶと思う」そんな話をしてくれていました。私は嬉しくなり、彼の実家の味に少しでも近い料理が出来るように、そしていつか会うであろう彼のお母様方に振る舞えるときを楽しみに思いながら料理を重ねました。

 

夕食が終わると、彼と映画やワイドショーを観て笑い合いました。それはそれは幸せでした。

 

そう、ある失敗をのぞいては‥‥‥。

 

失敗、そう。私にとっては大失敗でした。

というのは、彼が元カノと撮った幸せそうな写真を残していたり、連絡を取り続けていたというところにあります。彼はその事を仕方ないと言っていました。
後から思うと、私も仕方なかったと思いました。

けれど、全部を忘れ去って、彼のためだけに生きたい。彼とともにどんな辛い事も耐え忍びながら、彼についていきたいと思っていた分、私の求めるところも高くなっていて冷静な判断が出来ずにいました。

 

それに、周りに相談をしたところ、

「そんな人やめとき、絶対なおらんから」そう言われて私はぶれてしまいました。

彼を許そうとした心と、そして嫉妬心と疑心暗鬼との戦いで、私の心は均一なバランスを保てなくなってしまいました。

彼からもらっていた婚約指輪を彼に返し、泣き、怒り、でも彼が自分の空気の一部となっていた頃でした。

彼との心の溝はどんどん深くなるばかりでした。気がつけばお互いの間にあった強い信頼関係はすっかりとなくなって取り返しのつかない事になっていました。

 

信頼関係の脆さと儚さ

そう、男女間の恋愛も同じく一度築き上げた信頼関係も一つの失敗から儚く脆くがたんと崩れ去ってしまうのです。

とても悲しいです。

恋愛はとても心が満たされるものだけれど、心の純粋さをオブラートに相手にオブラートに表現してそしてその純粋さは自分自身も理解していないと恋愛という事柄の中毒性になりかねないので怖いです。

いくら純粋であっても、自分の逃げ道をしっかり確保すべきでした。

失敗に失敗を繰り返して大人になっていくと聞きますが、今でもその彼の事をよく考えてしまいます。

私の左手の薬指にあう指輪を彼がくれたときはびっくりしました。純粋に心が踊りました。人生の中でこんな事ってあるんだと感動しました。

けれど大バカ者な私は彼に指輪を返してしまい、彼もそれ以来ある程度の期間を節目に指輪を処分したようでした。

 

私はその事がとても辛く、彼とのあの同棲は自分の胸にひっそりしまっておく事しか出来ないのか、と今はそうしっぽり思います。この恋愛体験は私にとってとても大きな出来事でした。

 

なんせ始めて異性から婚約指輪をもらったのだから。

一生にそうそうない事だから、どうせならその人が私のすべてを許し受け止めてほしかったし、願わくばそう叶ってくれたら幸せなのに。

一度離ればなれになってしまうと、もう彼は私を警戒し、私を突き放し、私をわからないもの扱いです。その事がとても悲しくて、どうしてあの時は彼にあんなにも気に入られていたのだろうかと不思議でなりません。

今はもう戻る事ができずに過去が悔しいです。

同棲して結婚するという形をとっていたのに、一度離れてしまえば、もう赤の他人でした。

すごく儚く、どうする事も出来ませんでした。

 

以前の彼は彼なのに、私に愛情を向けてくれていた彼ではなくなり、彼の優しさはかわらず健在だったけれど、彼はもう私との結婚を望んでいないというところが凄く悲しく辛いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です