高校生の頃の処女を大学院生に狙われ恋心を踏み躙られた恋愛の失敗

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ネットでの出会いが始まりだった

私の恋愛失敗体験談で特に印象深かったのは、高校生の頃メル友募集サイトで見つけた大学院生との恋愛です。
当時私は女子校に通っていて出会いが全くありませんでした。

高3になってクラスのチャラい人等は既に彼氏がいたり、そうでない普通の人でも浮かれた話を聞いたりするような時期でした。
しかし私は今まで引きこもりがちで男女問わず友達がいなかったし、バイト等も一切やっていなかったので全く出会いはありませんでした。

 

彼氏が簡単に作れる所はどこだろうと考えて一番に思い浮かんだのがメル友募集サイトでした。そのサイトは純粋なメル友を作ることを目的とされていましたが、投稿を見るからに出会いの場として使っている人も多かったです。

 

色々条件を厳しく書いて投稿したのですが、その日のうちに10件くらい条件を満たしていると思われる人からメッセージが来ました。

 

私はその中でも、そこそこ顔がよく、頭もいいと思われる某国立大学院生とメールをすることになりました。

特に私は尊敬できる紳士的な人が理想だったので、この人だったらまあハズレはないだろうな、と踏んでいたのです。

 

彼とデートしたのはメールを始めてから3ヶ月後くらいです。

丁度早めの大学受験が終わった所だったので、そのお祝いということでお茶をしに行くことになりました。

 

異性と喫茶店に入った体験なんて今までなかったので、最初の顔合わせの時から緊張してしまっていました。
彼はそれほどトークが上手いわけではありませんでしたが、私が知らないことをたくさん知っておりそれでいて驕らない姿勢に好感を持てました。

 

喫茶店で数時間過ごした後、2人で夜の公園などを散歩しました。

そうしている時に彼が私に告白をしてきたので、私はラッキーだと思いながら快く承諾しました。

 

帰りは彼と手を繋いで、これが夢に見た彼氏か、なんて浮ついた気持ちでいました。

 

しかし、この頃の私は純粋過ぎました。

 

これが失敗する恋愛などとは、この時は思ってもみなかったのです。

 

 

ヤろうと迫りまくる彼、断った後の豹変

確か5回め以降のデートだと思いますが、遊んでいて夜が遅く(と言っても19時位)なったことがあります。
その時、都内某所の駅前の公園のベンチに腰掛けながら彼が言いました。

「ホテル行こうよ」

目の前にはホテルがありましたが、この人が早々にこんなことを言うとは思っていなかったので純粋にビックリしました。
私が不審の目を向けていると、服の上から胸を触ってきました。

貴方をまだ知らないから嫌、と断ってもまた「行こうよ」と誘ってきます。
親から帰りが遅いと連絡があったからもう帰る、と言っても「長居はさせないから大丈夫」と返って来ます。
JKですがと言えば、「バレなければ大丈夫」
このやり取りを、最低でも10回は繰り返したと思います。

 

丁度その時彼が隙を見せたので、私は電話がかかってきたように見せかけるアプリを起動しました。

 

彼から少し離れた所で、彼に聞こえるように親と会話しているフリをしました。
「遅くなってごめーん。今出発しようとしてるところだから」
流石にこの会話を聞けば、彼も私をホテルに引きずり込む気は失せたようです。
仕方ないから帰るね、と言うと、彼も渋々私を駅まで送ってくれました。

 

ヤリ目なら当然でその後彼と疎遠になっていたのですが、ある時彼に貸したUSBを返せと誘い出されました。
恐らく会うのはこれが最後。今までで一番まともっぽい恋愛体験だったのに、えらい失敗で終わったな、と思いました。

 

まず喫茶店に入り、そこで借りを返したら早々に立ち去って買い物でもして帰ろう、と私は計画を立てました。
頼んだドリンクが運ばれてきましたが、私と彼の飲み物が反対になっていました。
と、彼はこちらに向かって私のドリンクを投げて寄越すようにしました。
服にはかからなかったものの、テーブルにはアイスティーの滴が斑に広がっています。
睨みつけると、相手も私を恨みがましい目で睨んでいました。
純粋な恋愛体験はまさに夢のように儚く、それを踏みにじった彼に対してプッツリきました。

本当は穏便に済ませたかったのです。

しかし私は、ドリンクを渡そうとして手が滑ったかのように、彼の方に向かってジュースをぶちまけました。ズボンはもうビシャビシャだったかもしれませんね。
彼が慌てているうちに私は鞄を持ち、颯爽とその場を後にしました。

 

その後東京の別の駅で買い物をして、あのUSBはトイレのゴミ箱に捨ててきました。
もう二度と、こんな惨めな失敗はしたくありません。

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